Vol. 3 Haiku(俳句)

息子(小5)が通う小学校では、毎年一回
自作の詩を披露する朗読会「Poetry Cafe」が開かれます。
親も生徒も、朗読するのを聞きながら飲んだり食べたり
”カフェにいるようなリラックスした雰囲気で”
というテーマの授業参観。
子どもたちはそれぞれ、20編以上作った中から気に入った作品を選び
みんなに披露します。

教室内のスナックコーナー。
保護者たちがクッキーやジュースなどを持ってきました。

この日、息子が読んだのは
Haiku(俳句)スタイルの詩。

”Snow”   - by S. M.  
Freezing cold blanket 凍り付くような冷たい毛布
Skydiving from gray cotton 灰色の綿からのスカイダイビング
Falling from the sky 空から降ってくる

英語でHaikuを作る場合
日本語のように文字数ではなく
単語をsyllable(音節)に区切って数えます。

だから
Free- zing cold blan- ket (5)
Sky- di- ving from gray co- tton(7)
Fa- lling from the sky(5)
となります。

Haikuを習う時に子どもがよく口にするのは

I am first with five 私は最初の5つ
Then seven in the middle それから真ん中に7つ
Five again to end 最後にもう一度5つ 

音節の数を覚えやすいようにしたもので
これ自体が5・7・5の俳句形式になっています。

日本のルールと少し違うのは
*3行に分けて書き、各行の頭は大文字
*ダッシュ(-)やコロン(:)などを使ってもよい
*季語を入れたほうが好ましいが入れなくてもよい
といった点。

Haikuは、学校の授業で取り上げられているほか
投稿サイトが数多く作られていて
英語圏内でも詩の形式の1つとして定着しているようです。

日本の有名な俳句が
英訳文で紹介されているのも見かけます。
(訳文は5・7・5形式ではありません)

たとえば、松尾芭蕉の

古池や 蛙飛び込む 水の音 

だと

The old mere! / A frog jumping in / The sound of water
(正岡子規/ 訳)

The ancient pond / A frog leaps in / The sound of the water
(ドナルド・キーン/ 訳)


Old pond / Frogs jumped in / Sound of water
(ラフカディオ・ハーン=小泉八雲/ 訳)

飛び込むカエルは1匹なのか複数なのか
日本語ではあいまいです。
解釈次第で” a frog ”になったり” frogs ”になったり。
それによって、聞こえる水の音や情景が変わってきます。

ところで、冒頭の「Poetry Cafe」ですが
6年生になると教室ではなく
本当のカフェ(スターバックス)で開かれます。
居合わせた一般のお客さんたちにも聞いてもらって
子どもたちはちょっとした詩人気分。
粋な校外参観が今から楽しみです。

syllable1つの母音を含む、言葉の単位。英語の辞書に載っている各単語は、音節ごとにハイフンで区切られています。日本語はすべての音に1つの母音が含まれているので、かな1文字が1音節。
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