Vol. 6 世界遺産

ニューヨークにある「自由の女神像」や
アリゾナ州の「グランド・キャニオン国立公園」など、
アメリカには世界遺産が21あります。
そのうちの1つは
私たちが住むコロラド州にある「メサ・ヴェルデ(Mesa Verde)国立公園」。
先住民が岩陰を利用して作った集落の遺跡です。
うちから車で8時間のドライブを楽しみながら、
家族で行ってきました。

この地に住んでいたのは、アナサジ族と呼ばれるネイティブアメリカン。
1190年代後半ごろから
外敵の襲来に備えて、岩陰に住居を作るようになりました。

園内にある約600の遺跡の中で、最も大きいのが
「クリフ・パレス」と呼ばれる住居跡。
豆やトウモロコシなどを作りながら、ここで約100人が生活していたそうです。

一番高いところは4階建て相当の高さ。
土と水と灰を混ぜたものを石の間に詰めて壁を作り
150の部屋に分けています。
さらに「キバ」と呼ばれる祭祀場が23室。
雨乞いをしたり、狩りの成功を祈ったりするなど
宗教的な儀式に使われていたようです。

近くまで行って見ることができるのは、ツアーに申し込んだ人だけ。
ニュージーランドやイギリスなど世界各地から来た観光客が
熱心に説明を聞いていました。

当時の平均寿命は32~34才。
子どもの約半分が、5才になる前に亡くなっていたそう。
暮らしを再現した模型もありました。

クリフ・パレスを含む一帯の集落は約100年にわたって栄え、
ピーク時の人口は 5,000人ほどにもなったようです。
けれど、なぜか住民がメサ・ヴェルデを離れ始め、
こつ然と姿を消してしまいました。
日照りで食物の不作が続いたせいではないかと言われていますが
真相は分かりません。

1880年ごろに発見され調査が開始されるまで、
600年近くもの間
だれにも知られることなく残されていた住居跡の数々。

1978年に
アメリカで初めての文化遺産として、
ユネスコの世界遺産に登録されました。


Mesa Verde スペイン語で「green table(緑のテーブル、緑の台地)」という意味。標高2000mを超える山の上にあります。
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