Vol. 10 サンクスギビング

アメリカに来たばかりのころ
どういう祝日なのか、よく分からなかったのが
11月の第4木曜日・サンクスギビング
(Thanksgiving=感謝祭/収穫感謝の日)。
イギリスからアメリカに渡って来た清教徒(Pilgrim Fathers)が
先住民(Native American)とともに
初めての収穫を祝ったのがはじまり、と言われています。
**汗まみれのジャパニングリッシュVol.10でも紹介されています

子ども達の学校は前日の水曜日から、
会社や公共機関のほとんどは木曜日から休みに入り、日曜日まで連休。
休暇を利用して郷里に帰ったり旅行したりする人が多いため
毎年この時期は、空港や道路が大混雑します。

当日は、午後3〜4時ごろに家族や親戚、友人達が集まって
サンクスギビングのための特別ディナー(Thanksgiving dinner)。
年に一度の決まった料理なので
日本でいえば、お正月に食べるおせち料理のような感覚です。

メインは、ターキー(turkey=七面鳥)の丸焼き。
下処理されたものを買って来て味をつけ
オーブンで3〜5時間。
セロリやパンに香辛料を加えたスタッフィング(stuffing)という詰め物を、
お腹の空洞に入れて焼きます。
鶏肉よりもあっさりしていて淡白な味。
独特の風味があります。

副菜(side dish)として添えられる代表的なものは
● マッシュポテト(mashed potatoes)
● インゲンマメ(green beans)の炒め物
● クランベリーソース(cranberry sauce)
 →クランベリーを甘くドロッと煮たもの。
● グレービー(gravy) 
 →ターキーの焼き汁を使って作るタレのようなソース。
  クランベリーソースと同様、ターキーやポテトにかけて食べます。 

そしてデザートには
スパイスを効かせたパンプキンパイか、甘い香りのアップルパイ。

日常の、さまざまな恵みに感謝しながら
大切な人たちと一緒に過ごすことを楽しみ、喜び合う一日です。

サンクスギビングの翌日は
盛大なセールが行われるブラックフライデー(Black Friday)。
買い物客でにぎわって店が黒字になる日、との意味らしく
この日からいよいよクリスマス商戦が始まります。
たいていの店は明け方からですが
中には午前零時や、前倒ししてサンクスギビング当日からオープンする店も。
うちの娘は友達と朝4時にショッピングモールへでかけて
気に入った服を買ってきました。

さらに
サンクスギビングの連休が終わった週明けの月曜日は
サイバーマンデー(Cyber Monday)と呼ばれる、ネット上のセールの日。
ブラックフライデーの金曜日は、何時間も並ばないと買えないほど混むので、
月曜日になるまで待って
オンラインでショッピングをする人も増えているようです。

...ところで
サンクスギビングは、ターキーにとっては受難の日。
アメリカじゅうの家庭の食卓にのぼる運命が待ち受けています。
そんなターキーにも感謝をと、
ホワイトハウスで毎年行われているのが
ターキー・パードン(turkey pardon)という行事。
大統領から恩赦(pardon)を受けた幸運なターキー2羽は生き延びることができ、
その後バージニア州で、のんびり余生を送るのだそうです。

pardon《名詞》恩赦、許し  《動詞》許す
人に軽くぶつかってしまったときなどは “Pardon me.” 。
”Excuse me.”と同じく、軽い謝罪の気持ちを表します。
Copyright 2011 CHIeru Co.,Ltd. All Right Reserved.
Page designed by Emi Gokita
-- Close Window --