Vol. 15 GIVE BACK

“That’s mine! Give it back!!”
兄弟げんかでよく聞かれる言葉。
“GIVE IT BACK!” = “それ、かえせ~っ!!”ですが、私も毎日のように聞かされています...。

この”GIVE BACK"という言葉は、”GIVE BACK TO THE COMMUNITY” = 社会に貢献するという意味にも使われます。

アメリカの企業はコミュニティーや、教育、子供たちのスポーツ活動など、様々な目的のために、支援活動に積極的に参加します。またアメリカでは宗教的な背景もあって個人のボランティア活動も盛んです。そういった企業や個人が寄付をしたり、自分の時間、スキルなどを使って社会に貢献することを表すのに、”GIVE BACK TO THE COMMUNITY”という表現がよく使われます。

今日は企業がどんな風にチャリティー活動をしているのか、私が体験した例を幾つかご紹介したいと思います。

アメリカの学校では、各家庭の住所、電話番号、メイルアドレスが記載されたSTUDENT DIRECTORY(住所録)が、毎年発行されます。作成するのは父兄のボランティアだったり、何かのクラブ活動チームだったり。娘の高校では、チアリーダーチームが発行しています。DIRECTORYの中に広告を載せるページがあって、自営業の家庭や、学校付近のレストラン、企業などに、営業活動をして広告スペースを購入してもらいます。この広告料が企業からの寄付として、作成団体の活動費になります。

また、スポーツチームが遠征、そのほかの活動費用を集めるために、レストランと提携して行うファンドレイジングがあり、これは何月何日の何時から何時の間にXXレストランで食事をすると、総売り上げの数パーセントがチームに還元されるという仕組みになっています。

我家の子供たちは夏にスイムチームに参加するのですが、このレストランでのファンドレイジングは恒例の行事となっています。スイムチームの家庭は半強制的に参加。あと、祖父母や友人家庭に声をかけ、売り上げに協力してもらいます。

この広告は、ピザ屋さんが”うちのレストランでファンドレイジングをしませんか?“と、勧誘のために出している広告です。レストランは数パーセントの利益を失っても、ファンドレイジングをすればそのお店の宣伝と売り上げに繋がり満足。オーガナイズしたチームも、そこで食事をするだけで、支払った代金からチームのためにお金が返ってくるので満足。双方にとって、利益があるプログラムです。

他には、クーポンブックというものもあります(アメリカ人、クーポン好きですね...)。こちらも、学校やクラブ活動のチームが作成します。地元のレストラン、その他のお店に交渉してディスカウントのクーポンを出してもらい、それをまとめてクーポンブックを作り、$20ぐらいの値段で販売するというものです。売り上げは経費を除き全て、作成団体のものになります。我家にも毎年フットボールチームや、ベースボールチームに所属している近所の高校生が売りにやって来て、ついつい購入して(させられて)しまいます...。
クーポンの種類としては...
XXアイスクリーム屋さんで、$10以上の買い物をすると$5ディスカウント
XXレストランで$15以上の食事をすると$5ディスカウント
XX床屋さん、$10のサービス券
映画館の入場料が一人分の代金を支払うと二人目が無料になるクーポン  などなど

これは地元の高校のアート部で発行されたもの

我家の子供が通う学校でも毎年中学生が修学旅行の費用を集めるために作成しています。それぞれのお店と交渉するのは父兄。クーポンブックを販売するのは生徒。売り上げはその生徒の旅行費用になります。

クーポンを提供するお店は、クーポンブックを購入してやってきたお客さんにディスカウントをしてあげることで、発行した団体を支援しているわけです。

さて最後に...先日息子が仕入れてきて知ったばかりの情報です。

日本でも有名なドーナツ屋さん。フワフワ、サクサクの味でこちらでもオープンした時には長蛇の列でした。なんとこのドーナツ屋さん、子供たちが成績表を持っていくと、Aの数だけドーナツを無料でくれる!!のです。半信半疑で成績表を手に行ってきました。
”息子がこれこれ、しかじか聞いてきたのですが、本当でしょうか?“と尋ねると...
”本当だよ。どれどれ、成績表をみせてごらん。OH! GOOD STUDENTS!“

二人分合わせて1ダース+1コのドーナツをもらいました。なんと気前のよい会社!!子供たちが学校で頑張っていることを認め、大好きなドーナツをくれることで、一緒に祝ってくれるなんて、素敵ですよね。

ドーナツのためでもいいので、子供たちが次学期も勉強を頑張ってくれるといいな~と願う母心です...(苦笑)

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