Vol. 18 How Students Learn Their History In America

毎年子供たちの通っている小学校の4年生が、社会科の授業の一環で独立戦争の再現劇に参加します。

子供たちが実際に起こった戦いを演じることで、母国の歴史を知り、理解を深めてもらおうと、YOU CAN LIVE HISTORY という非営利の会社が設立され、このプログラムを運営し始めて23年。

毎年何百人ものコロラドの4-5年生がこのプログラムを体験して、これまでに600回以上の戦争再現が行われています。

この会社がコスチューム、大道具(大砲、銃、太鼓など)を準備し、戦場を選びます。通常2~3つの小学校が合同で参加するので、かなり大きな広さのある場所で行われます。


大砲

子供たちは数週間前から、再現される戦争がどんなものであったのかを学び、イギリス軍、アメリカ軍、ネイティブアメリカンなどの役に分けられ、それぞれの役の台詞や銃の持ち方、扱い方、行進の仕方など練習します。
銃はおもちゃを本物らしく見せるために、色を塗り、部品を取り付けたりして改造。発砲したときに煙が出るように、銃に小麦粉が入れられるようになっていて、それを子供たちが息を吹き込んで飛ばす仕掛けになっています。そのために小麦粉を紙に包んだものを20~30個準備します。


白い粉は小麦粉~

長女が再現したのは Battle of Cowpens イギリス兵役

息子が再現したのは Battle of Bennington アメリカ兵役

戦いの行程を数回繰り返し、この模様は主催会社のビデオ係りの方が収録してくれ、編集したDVDを後日購入することができます。DVD はナレーター付で戦争の様子が詳細に説明され、子供たちが出演しているドキュメンタリー映画を見るような仕上がりになっています。


イギリス連合軍


アメリカ民兵


ネイティブアメリカン


突撃~!!


戦いの様子


戦いが終わり...ちゃんと死んだふり...

自分の国の歴史をこんな大掛かりな演出で模擬体験できるなんて、スケールの大きなアメリカならではでしょうか。


<プチ情報>

この戦争再現のことを英語ではWAR REENACTMENT といって、退役軍人(WAR VETERAN)の方々が、戦死した戦友たちのために、そして本当の戦争がどんなものなのかということを後世に伝えるために始めたものらしく、今では趣味の一つとして各地で行われています。

Copyright 2011 CHIeru Co.,Ltd. All Right Reserved.
Page designed by Emi Gokita
-- Close Window --